「育児休暇取得中に何か資格を取得したい!」
本記事では、そのようにお考えの方に向けて、育休中に取得することをオススメできる資格を9つ挙げていきます!
育休中の資格取得にはユーキャンがオススメです!
スマートフォンだけでスキマ時間に勉強を進めたい方には、スタディングも良いかもしれません。
1. 育休中に資格を取得するメリット
最初に、育休中に資格を取得するメリットを整理します。
育児休暇取得中に資格を取得するメリットを十分に理解しておけば、資格取得のための学習を継続しやすくなるでしょう。
資格取得メリットとしては、たとえば次のものが挙げられます。
- 不安の解消に役立つ!
- 将来の転職や独立に役立つ!
- 職場内での昇給や昇格に役立つ!
育休取得によって仕事から離れていると、その間に自分だけ社会から取り残されたような感覚に陥ることがあります。資格取得のための勉強をすることで、この感覚から逃れられる可能性があります。
また、資格を取得しておけば、育休後に転職を考えた場合にも転職市場で評価されやすくなり、転職しやすくなるメリットを享受できるかもしれません。フリーランスとしての独立を考えた場合にも、資格を有していれば、潜在的顧客から信頼してもらいやすくなり、安定して仕事を得られる可能性が高まると考えられます。
さらに、資格を取得すれば、社内での評価が高まり、昇給や昇格につながる可能性もあります。会社によっては、資格手当を支給してもらえる可能性もあります。
2. 取得対象とする資格の選び方
続いて、取得対象とする資格を選ぶ時のポイントを解説します。
2.1 取得の難易度はどうか
まず、取得難易度は重要です。
あまりに難易度が高い資格を取得しようとしても、モチベーションの維持が難しく、早々に資格取得を諦めるという事態に陥りかねません。
育休中前に難関資格にチャレンジして資格取得を実現した経験があり、強い自信のある方以外は、隙間時間に勉強する形でも1年間程度で取得できる資格の取得を目指すのが良いでしょう。
難易度が高すぎる資格の勉強には、強いストレス負荷もかかります。
ただでさえ、育休中は、子育てによる強いストレスがあります。
ストレス負荷によって身体を壊してしまうことがないように、難しすぎない資格を選ぶようにしましょう。
2.2 社会的評価や会社での評価はどうか
次に、資格に対する社会的評価や会社での評価も大事です。
これは上記「1. 育休中に資格を取得するメリット」で見たメリットの2つ目と3つ目と関係します。
社会的評価が高い資格を選んだり、会社での評価が高い資格を選んだりすることで、「将来の転職や独立に役立つ!」というメリットや、「職場内での昇給や昇格に役立つ!」というメリットは享受しやすくなるでしょう。
育休中に取得する資格を選ぶ際には、社会的評価や会社での評価が高い資格を選ぶのがおすすめです。
2.3 自分の好みに合うか
加えて、自分の好みに合うかも、非常に重要です。
資格取得には、少なからずストレスがかかります。
自分が育休中にも楽しんで学習を進められる分野の資格があれば、それを取得対象とすべきです。
また、そのような資格がない場合には、少なくとも興味を持てる分野の資格を取得対象とする方が良いでしょう。
自分の日常生活や仕事に関連する資格を選んでみてはいかがでしょうか。
2.4 教育訓練給付制度の対象になるか
最後に、これは付随的な考慮要素になりますが、教育訓練給付制度の対象となるかどうかは確認する方が良いです。
教育訓練給付制度は、次のような制度です。
教育訓練給付制度とは、働く方々の主体的な能力開発やキャリア形成を支援し、雇用の安定と就職の促進を図ることを目的として、厚生労働大臣が指定する教育訓練を修了した際に、受講費用の一部が支給されるものです。
厚生労働省|教育訓練給付制度
対象となる通信講座を受講した場合、その受講費用の20%(上限10万円)が支給されます。
取得を目指す資格を検討する時や、資格取得にあたって受講する通信講座を選ぶ時にも、教育訓練給付制度の存在は、意識しておくと良いでしょう。
3. オススメの資格9選
それでは、育休中の資格取得にオススメの資格を9個紹介します!
3.1 ファイナンシャルプランナー(FP)
1個目は、ファイナンシャルプランナーです。
ファイナンシャル・プランニングには、家計にかかわる金融、税制、不動産、住宅ローン、保険、教育資金、年金制度など幅広い知識が必要になります。これらの知識を備え、相談者の夢や目標がかなうように一緒に考え、サポートする専門家が、FP(ファイナンシャル・プランナー)です。
特定非営利活動法人日本ファイナンシャル・プランナーズ協会|ファイナンシャル・プランナー(FP)とは
ファイナンシャルプランナーの良いところは、資格取得に向けて学習するだけで、日常生活にも役立つ可能性があることです。
3級から1級までありますが、まずは3級から受験することになるでしょう。
2級から受験したいと考えている方もいるかもしれません。
しかし、2級の受験資格は次のとおりになるため、基本的には3級から受験するしかないでしょう。
- 日本FP協会認定のAFP認定研修を修了した者
- 3級FP技能検定の合格者、金融渉外技能審査3級(旧審査試験)の合格者
- FP業務に関し2年以上の実務経験を有する者
日経転職版には、次のような記載もあります。
お金の専門家資格として知られている「ファイナンシャルプランナー(FP)」。人生100年時代と言われる今、ライフプラン(人生設計)やそれに伴うお金に関する悩みを持つ人は多く、転職市場においてはニーズが高い資格の1つです。転職先としては銀行や証券、保険といった金融機関に加えて、住宅ローンの相談を受ける不動産などでも保有者を歓迎しています。
日経転職版|「FPの資格を生かせる」求人特集
ファイナンシャルプランナーの仕事は、育児休暇取得後の転職活動にも役立つといえるでしょう。
3級であれば、独学で合格することも可能ですが、効率的に学習するためには、オンライン講座などを受講すると良いかもしれません。
スマホで受講できるスタディング(STUDYing)もオススメです。
3.2 保育士資格
2個目は、保育士資格です。
「保育士試験は、専門の学校に通わないと受験資格がないのでは?」と考える人もいるかもしれません。
しかし、実は大学を卒業していれば保育士試験の受験資格があります。
保育士資格の取得方法は、次の図が分かりやすいでしょう。
保育士資格についても、効率的に勉強するためには、オンライン講座を受講すると良いでしょう。ユーキャンの口座がオススメです。
育休中に保育士資格を取得している人も少なくないため、現実的に取得可能な資格と評価できます。
3.3 医療事務資格
3個目は、医療事務です。
医療事務資格は多くありますが、代表的なのは次の4つです。
- 医療事務技能審査試験
- 医療事務管理士
- 診療報酬請求事務能力認定試験
- 医療事務認定実務者
この中から1つを選ぶのであれば、医療事務認定実務者が良いでしょう。理由は次のとおりです。
- 試験が毎月実施されるため、チャンスが多い。
- 在学受験も可能である。
- 4つの試験の中で最も難易度が低い。
この資格についても、効率的に勉強するためには、オンライン講座を受講すると良いでしょう。
医療事務認定実務者に関しては、ユーキャンの通信講座が人気です。
3.4 簿記検定
4個目は、簿記検定です。
簿記の知識は経理・財務職だけではなく、営業や経営管理、金融など幅広い業種で役立ちます。「日商簿記」は年間約50万人が受検するメジャー資格であり、保有していれば転職活動に有利になることも。
日経転職版|「日商簿記2級」は転職市場での価値大!
とりあえず3級から受けてみて、余裕があれば2級まで受けるのが良いでしょう。
1級は合格率が10%前後であり、相当難易度が高いので、育休中の受験は、あまりオススメできません。
3級や2級については、独学で合格することも不可能ではないと思いますが、効率的に学習するためには、オンライン講座などを受講すると良いかもしれません。
スマホで受講できるスタディング(STUDYing)もオススメです。
3.5 宅地建物取引士
5個目は、宅地建物取引士です。
宅建資格の合格に必要な勉強時間は200時間から300時間といわれています。
そのため、育休中であっても、十分に合格を目指せるでしょう。
合格率の推移は次のとおりです。
年度 | 受験者数(人) | 合格者数(人) | 合格率(%) |
---|---|---|---|
令和3年度(10月試験) | 209,749 | 37,579 | 17.9 |
令和3年度(12月試験) | 24,965 | 3,892 | 15.6 |
令和4年度 | 226,048 | 38,525 | 17.0 |
令和5年度 | 233,276 | 40,025 | 17.2 |
宅地建物取引士の資格があれば、転職にも有利と考えられるほか、転職しなくても、資格手当として月1万円から3万円を得られる可能性があります。
宅地建物取引士の資格についても、効率的に勉強するためには、オンライン講座を受講すると良いでしょう。
スマートフォンで学習できるスタディング(STUDYing)もオススメです。
3.6 社会保険労務士
6個目は、社会保険労務士です。
社会保険労務士の資格を取得するための学習時間は1000時間以上とされているため、育休取得前に難関資格を取得したことがある人にのみ、オススメします。
合格率も、次のとおり、かなり低くなっています。
実施年度 | 申込者数(名) | 受験者数(名) | 合格者数(名) | 合格率 |
---|---|---|---|---|
令和3年度 | 50,433 | 37,306 | 2,937 | 7.9% |
令和4年度 | 52,251 | 40,633 | 2,134 | 5.3% |
令和5年度 | 53,292 | 42,741 | 2,720 | 6.4% |
社会保険労務士は、独立することも比較的容易であることから、出産を機に自分のペースで進められる仕事を始めたいとお考えの方は、チャレンジしてみても良いかもしれません。
難関資格であることから、独学で資格取得を実現するのは、かなり困難と考えられます。
オンライン講座を受講するのが良いでしょう。
こちらについても、スマートフォンで学習できるスタディング(STUDYing)もオススメです。
3.7 整理収納アドバイザー
7個目は、整理収納アドバイザーです。
整理収納アドバイザーとは片付かない原因や問題点を見つけ出し、モノとの関わり方から見直す
特定非営利活動法人 ハウスキーピング協会|整理収納アドバイザーとは?
ことで暮らしを豊かにしていく、整理収納のプロフェッショナルです。
単に片付けて終わりではなく、整理収納の理論に基づいて「散らかりづらく・片づけやすい」空間を作り、快適で機能的な環境づくりのアドバイスを行います。
子供が産まれると、どうしても物が増えていきます。
家が散らかっていくのを避けるため、整理収納アドバイザーの資格取得を目指して勉強するのも良いかもしれません。
最終的に資格取得に至らなかったとしても、学習した内容を育休取得後の日常生活に活かすことができるでしょう。
3.8 カラーコーディネーター検定
8個目は、カラーコーディネーター検定です。
日常生活に活かすという意味では、上記の整理収納アドバイザーの資格に加えて、これらの資格もオススメです。
オフィスや自宅、ショップやウィンドウ、テレビや雑誌、インターネット上など全ての場所に溢れている色。世相がその年の流行色に反映されたり、商品やデザインの色によって大ヒットが生まれたりと、色彩は文化や時代の流れに大きな影響を与えてきました。
色の性質・特性など、色彩の知識を身につけることで、色の持つ効果をビジネスシーンに活かすことができます。 仕事に役立つ実践的な色彩の知識を学ぶことができる、それがカラーコーディネーター検定試験®です。
東京商工会議所検定サイト|カラーコーディネーター検定試験
「色」に関する資格としては、これ以外にも次のような資格があります。
- 色彩検定
- パーソナルカラリスト検定
- ファッション色彩能力検定
いずれの検定試験を受けるかが悩ましいところですが、知名度が高いのは「カラーコーディネーター検定」と「色彩検定」でしょう。
育児休暇取得中に、色に関する資格を何か取りたいとお考えの方は、これらの資格取得を検討してみてはいかがでしょうか。
いずれの資格も独学で取得可能と考えられるため、試しに次のような書籍を購入し、目を通してみるのが良いでしょう。
カラーコーディネーターについては、次のような公式の書籍があります。
また、色彩検定については、次のような公式の書籍があります。
3.9 アドビ認定プロフェッショナル
9個目は、アドビ認定プロフェッショナルです。
Adobe製品であるPhotoshopや、illustratoなどの知識とスキルを証明できる資格です。
クリエイターの方や、子供の出産を機に自分のペースで進められる可能性のあるクリエイターを目指したいと考えている方にオススメの資格です。
資格取得をお考えの方は、試しに公式テキストを手に取ってみると良いかもしれません。
4. まとめ
本記事では、「育休中の資格取得にオススメの資格9選」と題し、育休中に資格を取得するメリットや、育休中に取得する資格を選ぶ時のポイントを記載するとともに、育児休暇取得中の資格取得にオススメの資格を9個紹介しました!
この記事が、育児休暇取得中に何か資格を取得することを考えている方の参考になれば幸いです。