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子どもの自己肯定感を高めるためにおすすめの本9選

近年、「自己肯定感」の重要性が再認識されつつあります。

自己肯定感が高い人は、幸福を感じやすく、幸福度が高くなる傾向にあるともいわれています(参照論文:「主観的幸福感と自己受容の関係」)。

そこで、本記事では、子どもの自己肯定感を高めるためにおすすめの本をご紹介します!

1. 自己肯定感の必要性

そもそも、子どもの自己肯定感は高い方が良いのでしょうか。

アメリカの心理学者の研究では、幸せになるための14の基本原理の中の11番目に「あるがままの自己を受容すること」が挙げられています(上記参照論文)。

自己肯定感は、「自己受容」の度合いに直結します。そして、自己受容度が高ければ高いほど、主観的幸福度は向上すると考えられています。

子どもの自己肯定感が高まることで「生涯年収」のような客観的な数値が向上するかは分かりません。

しかし、人の幸せにとって、最も重要なのは主観的幸福度ではないでしょうか。

この主観的幸福度を向上させられる可能性がある点において、子どもの自己肯定感を高めることは重要だといえるでしょう。

2. 子どもの自己肯定感を高める言葉を知るのにオススメの本3選

では、子どもの自己肯定感を高めるためには、どのような言葉を使えば良いのでしょうか。

自己肯定感を向上させる「声かけ」を学びたい方には、次の本がオススメです。

2.1 子どもの自己肯定感を高める10の魔法のことば

1冊目は、20歳で学習塾を創業し、34歳で都内中高一貫私立校の常務理事に就任した著者による本です。

子どもの自己肯定感を高める「ことば」を10個にしぼって紹介してくれている本です。

子どもの自己肯定感を高めたいとお考えのお父さんやお母さんに、1冊目の本としてオススメです。

2.2 子どもを伸ばす言葉 実は否定している言葉

2冊目は、NHK「すくすく子育て」で司会をされていた著者による本です。

自律した子どもが育つ「伸ばす言葉」と 子どものためを思って言ったのに、「実は否定している言葉」の違いがマンガも使用して分かりやすく説明されています。

出版社には、読者から、次のような声が寄せられています。

こころにぐさっと響きました。いきなり全部は難しいかもしれませんが、思い出したことから、できることから取り入れたいと思いました

株式会社ディスカヴァー・トゥエンティワン|公式サイト

子供から出てくる「きらい」「やだ」「うるさあい」等のネガティブな言葉の受け止め方がわかりました

株式会社ディスカヴァー・トゥエンティワン|公式サイト

2.3 子どもの自己肯定感がぐんぐん上がる アメリカ式子育てマジックフレーズ

3冊目は、少し趣向が変わりますが、アメリカで子育ての時に使用されるフレーズを紹介する本です。

出版社の公式サイトには、次のような記載があります。

アメリカ人が子育ての目標とするものには、「他人と比較せず自分を愛する力」「個人を尊重する力」「自分で考えて決める力」「他者のせいにせず、逃げずに問題に取り組む力」を養うことがあります。
もし、日本の「他者と協力・協調して生きる力」と組み合わされば、他人も自分も大事にする、最強の社会性を身につけることができ、どんなときも他者とともに明るく生きていけるようになるのでは?

日本人は自己肯定感が低いと言われることがあります。

相対的に自己肯定感が高いとも評されるアメリカの子育てを知ることで、子どもの自己肯定感を高めるフレーズを学ことができるのではないでしょうか。

3. 子どもへの接し方と自己肯定感の関係を知るのにオススメの本2選

子どもは、親からかけられる「ことば」だけでなく、親の「接し方」や「態度」からも大きな影響を受けます。

「声かけ」だけでなく、子どもの自己肯定感を高めるための子どもとの接し方を知りたい方には、次のような本がオススメです。

3.1 子どもの自己肯定感が高まる ほめ方・叱り方の新常識100

1冊目は、明治大学文学部教授であり、おそらく知名度も高い齋藤孝氏による本です。

これは「声かけ」の1つではあるかもしれませんが、子ども自己肯定感を高めるために必要な「ほめ方」と「叱り方」に関する知識をインプットするのにオススメの本です。

3.2 脳科学者が教える 子どもの自己肯定感は3・7・10歳で決まる

2冊目は、脳科学者による本です。

子どもは日々、成長していきます。

成長するにつれて、ベストな接し方は変わるのではないでしょうか。

この本には、「脳の成長に合わせた自己肯定感の育て方」という章があり、脳科学者ならではの視点から、子どもの自己肯定感を高めるための接し方が説明されています。

4. 思春期の子どもの自己肯定感を高める本2選

思春期の子どもは、色々と思い悩む結果、「自分は他人と比べてダメな人間なんじゃないか。」などと考え、自己肯定感が低下することがあります。

このような思春期の子どもの接し方を考える上では、次の本がオススメです。

4.1 男の子の「自己肯定感」を高める育て方:世界を生き抜く力は思春期に伸びる!

1冊目は、男の子の自己肯定感に関する本です。

この本の著者は、あの開成中学校・高等学校の校長を務め、現在は東京大学の名誉教授である柳沢幸雄氏です。

ハーバード大学公衆衛生大学院でも教鞭を取っていた著者は、その間にベストティーチャーにも複数回選出されています。

このような著者が、マクロな視点から男の子の自己肯定感を高めるための方法を説明している本ですので、一読の価値があるのではないでしょうか。

なお、この本の第四章は「男の子のポテンシャルを伸ばす育て方」となっており、「AI時代に伸ばすべきポテンシャル」との項目もあります。

4.2 女の子の「自己肯定感」を高める育て方: 思春期の接し方が子どもの人生を左右する! 

2冊目は、女の子の自己肯定感に関する本です。

タイトルが上記「男の子の「自己肯定感」を高める育て方:世界を生き抜く力は思春期に伸びる!」に似ていますが、著者は違います。

こちらの著者は、私立鷗友学園女子中学高等学校の名誉校長であり、鷗友学園で44年間教鞭を取っていた吉野明氏です。

女子新御三家とも呼ばれる鷗友学園で教鞭を取っていた著者が、女の子の特性も踏まえて、子どもの自己肯定感を高める方法を説明していますので、女の子がいるお母さんやお父さんには、一読をオススメします。

5. 親の自己肯定感を高める本2選

ここまで、子どもの自己肯定感を高める本を7冊紹介しました。

ただ、子育てをする中では、親としての自信を喪失してしまうことも少なくありません。

自己肯定感が低下してしまった親が、子どもの自己肯定感を高めることは難しいように思います。

子どもを育てるお母さんやお父さんが、自分自身の自己肯定感を高めるために、次の本もオススメします。

5.1 まんがでわかる 自己肯定感を高める ハーバード式ポジティブ心理学

1冊目は、ポジティブ心理学を日本に紹介した著者による本です。

著者原案のマンガもあるので、ポジティブ心理学のことを分かりやすく知ることができるでしょう。

なお、ポジティブ心理学は、「ハーバードの人生を変える授業」で紹介されている学問領域です。

5.2 鋼の自己肯定感 

2冊目は、「鋼の自己肯定感」と題する本です。

最先端の科学的根拠に基づいて自己肯定感を高める方法を解説している本ですので、理論的根拠を知りながら自己肯定感を高めたい方には、この本もオススメです。

6. まとめ

本記事では、「子どもの自己肯定感を高めるためにおすすめの本9選」と題し、子どもの自己肯定感を高めるために読んでおくと良い本を9冊紹介しました。

子どもが自己受容できるようになれば、子どもの幸福感が上がる可能性があります。

この記事が、子どもの自己肯定感を高めたいとお考えのお母さんやお父さんの参考になることを願っています。

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